Lumionのエフェクトスケッチカラーで差をつける
Lumionで作成したモデルを、手書きのパースのように見せるエフェクト「スケッチカラー」。
コンペやプレゼンなど、アイキャッチに最適なエフェクトです。
スケッチは簡単な操作で効果がつけられるため、アーティスティックな作品が瞬時に作成できます。
今回はどのようなエフェクトをつけようかな……と迷ったら、独創的な表現ができる、スケッチを使ってみてはいかがでしょうか。
スケッチカラーの設定方法
今回は、サンプル集にある「Valley Winery」に、スケッチ効果をつけていきます。
スケッチのエフェクトはカメラモードとムービーモードで使用できます。
最初に、カメラモードの編集をします。
次に、モデルを取り込んだら「FX」をクリックし、スタイルの「スケッチカラー」を選択します。
これで、スケッチのエフェクトが設定されました。
エフェクトの中にある「スケッチ」をクリックすると、詳細設定ができます。
【各プロパティ詳細の簡単な説明】
・精度
数値を上げると、描写がはっきり表現されます。逆に数値を下げると柔らかい表現へ変化します。
・スケッチスタイル
数値を上げると、アウトラインが濃くなります。縁取りをして着彩したように変化します。
・コントラスト
数値を上げると、色やトーンがはっきりと表現されます。
・色合い
数値を上げると、彩度が高くなり色味が強くなります。数値を下げると、モノトーンに変化します。
・アウトラインフェードアウト
アウトラインの強弱が調整できます。
・ダイナミック
数値を上げると、ざっくり仕上げたようなイメージに変化します。
※画像付きの詳細は、チュートリアル「スケッチ」をご覧いただけると、とても良くわかります。
レンダリング後の静止画がこちらです。
リアリスティックとスケッチ、どれくらい違う?
スケッチとリアリスティックのレンダリング画像を比較してみました。
具体的に見せたいものは「リアリスティック」。
抽象的に見せたいものは「スケッチカラー」が良さそうです。
スケッチは手書き感が強くなるため、デザイン性を重視したいときや、優しい表現をしたい時に最適なエフェクトです。
スケッチのエフェクトを効果的に表現するコツ
スケッチのエフェクトを効果的に見せるコツをいくつかお伝えします。
手描きパース特有の「はみ出した線」を強調すると、よりリアルな手書き感が表現できます。
手書き感を高くするために、アウトラインの数値はMAXに近いところまで上げました。
スケッチスタイルの数値を上げると、色が抜けて全体的に白くなります。
表現としては面白いのですが、数値を上げ過ぎず控えめにすることで、優しいタッチで描いた表現ができます。
ムービーモードでコントラストの変化を確認
ムービーモードで、コントラストを徐々に強くした画像をレンダリングしてみました。
アウトラインが少しずつ、はっきりしていくプロセスが分かります。
Lumionには面白い機能が数多くあります。
今回のブログでは、手書きのように素朴な表現ができる「スケッチ」をご紹介いたしました。
次回は、スケッチ風の画像をアート作品のように仕上げる方法をお伝えします。
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※Lumion12.5に最適なハードウェアはこちらの「ナレッジベース」の記事をご覧ください。
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