Lumion 12は、10年以上にわたる開発に新機能とシーン構築のための改良が加わり、建築家がアイデアに命を吹き込み、よりわかりやすいコミュニケーションができるようサポートします。
レンダリングソフトウェアLumionの最新バージョン、Lumion 12が先日発売されました。
このバージョンでは、いくつかの新機能と、大幅に改善されたシーン編集のエクスペリエンスが搭載されており、デザインの開発のどの段階においても、デザインアイデアを美しいレンダリングすることが、より簡単に、より楽しくできるようになりました。
Lumion 12を使えば、建築のビジュアライゼーションはもはや専門家だけの仕事ではありません。
小規模な事務所から大規模なスタジオまで、すべての建築家がLumionを設計のワークフローに加え、簡単に作れる(そして見ていてワクワクするような)見事な雰囲気のレンダリングを利用することができます。
新機能のいくつかを見てみましょう。
Lumion 12の新機能やワークフローの改善点については、新機能ページをご覧いただくか、リリースノートをご確認ください。
Lumion 12を試してみませんか?
14日間の無料トライアル版をお申し込みください。すべての機能をお試しになるにはLumion Pro Trial版をお申込みください。
ボリュメトリックスポットライト(Pro版のみ)
Lumionを使えば、インテリアとエクステリアどちらも簡単に照らすことができ、シーン全体の照明の要素を完全にコントロールすることができます。
スポットライト、オムニライト、エリアライト、ラインライトで深みと臨場感を加えることができ、これらはすべて、色、明るさ、IESプロファイルなどに基づいてカスタマイズできます。
Lumion 12では、プロジェクト内の任意のスポットライトオブジェクトにボリュメトリックライティングを施すことができるようになりました。
ボリュメトリックライティングを使えば、目に見える光線を表示して、より空気感や立体感のある、映画のような雰囲気を作り出すことができます。
いくつかの例を見てみましょう。
インテリアライティング
プールのライティング
街灯
ライティングによる演出
デカール(Pro版のみ)
Lumion 12では、特にマテリアルに関しては、細かいディテールが重要になります。Lumionのコンテンツライブラリには何千ものマテリアルが用意されており、ディスプレイスメント、風化、ツタなどマテリアルをカスタマイズすることもできるので、建物をリアルに感じることができます。
Lumion 12では142種類の新しいスデカールが用意されており、マテリアル面のディテールや欠損、経年変化などを表現することができます。
新しいデカールコレクションの一部をご紹介します。
— 水のしみ
— 剥き出しのレンガ
— 苔
— チョークで描いた絵
— ペンキの跡
— 道路標示
— その他にも多数
シーン作成の操作性の向上
Lumionはその使いやすさが知られており、どんな建築家でもデザインのリアルで雰囲気のあるビジュアライゼーションを作成することができます。
Lumion 12では、よりシンプルかつ効率的にデザイン、シーンを構築できるよう、ユーザーエクスペリエンスが向上しています。
その一部をご紹介しましょう。
—オブジェクトコレクション
—グループとグループライブラリの改善
—OpenStreetMap(Pro版のみ)の改善
—インポートモデルライブラリの改善
—マテリアルワークフローの改善
—ライブラリでの選択の改善、オブジェクトタグ
—アニメーション機能の向上
—新しいキャラクタービルボード
—その他の改善は下記リンクを参照ください
Lumion 12.0:リリースノート①「新機能のハイライト」
Lumion 12.0:リリースノート②「その他の新機能と改善点」
Lumion 12.0:リリースノート③「変更点と解決されたエラー」
Lumionでのシーン構築についてもっと知りたい方は、新しいチュートリアルをご覧ください。
新しいネイチャーアイテムとマテリアル(一部Pro版のみ)
Lumionコンテンツライブラリでは、6,900以上の高精細なオブジェクトと1,350以上の美しいテクスチャーのマテリアルを利用でき、プロジェクトをより豊かな環境で見せることができます。
Lumion 12では家やビルなど様々な空間に、個性を与える570個の新しいオブジェクトが用意されています。
精巧な花、草の茎、雑草、蒲、その他の小さな植物など、41の新しいファインディテールネイチャーアイテムで、実在する風景のような躍動感を表現できます。
その他の新しいオブジェクトの一部をご紹介します。
— スタイリッシュなソファ、椅子、テーブルなど多くのインテリア、エクステリアアイテム
— 新しいガーデンオブジェクトカテゴリとガーデンアイテム
— 地域を特定できるナンバープレートのついたトランスポートアイテム
— ソーラーパネル、ソーラーヒーター、電気自動車用充電
— モダンなテレビ、コンピュータ、そのほか機器
— 生き生きとしたポーズをとった新しい静的人物と、新しいアニメーションキャラクター
— ウォールアート、ガレージアイテム、生活感のあるベッドなどのアソートオブジェクト
また、建物をよりリアルに感じさせる65種類の新しいマテリアルも搭載しています。
—防音材
—段ボール
—ソーラーパネル
—点字ブロック
—コルク
—レンガ
—波型鋼板
—屋根材
Lumion Standardは全ライブラリの約3分の1、Lumion Proは全て収録しています。
当ブログに記載している数はLumion Proのものです。
LiveSync for Autodesk FormIt Pro
Lumionは、クライアントへのプレゼンテーションや、その他の重要なマイルストーンで美しいビジュアライゼーションを作成する際に理想的なソフトですが、工程の初期段階でデザインワークフローを効率化するのにも役立ちます。
例えば、Lumion LiveSyncは、LumionとRevit、SketchUp、ArchiCAD、Vectorworks、Rhino、AutoCAD、BricsCADなどの主要なCADや3Dモデリングソフトとの間にリアルタイムな接続を構築することで、建築家の時間を節約します。
つまり、モデリングとレンダリングを同時に行うことができ、デザインの決定、コンセプト、アイデアについて貴重な洞察を得ることができます。
Lumion 12では、インテリジェントな自動化と情報に基づいた分析と、流動的な3Dスケッチを組み合わせたデザインツールであるAutodesk FormIt Pro用のLiveSyncプラグインを開始しました。
Autodesk FormItのモデルインポートガイドライン
Lumionアカウント
お持ちのLumionの最新バージョンのダウンロード、レンダリングスキルの向上のためのメーカーCommunityなどが利用できます。
Lumionアカウントをお持ちの方は、お持ちのライセンスに関連するすべての情報にすぐにアクセスできます。
Lumion 12を手に入れましょう!
Lumion 12は2021年11月2日リリースされました。
あなたのデザインワークフローにLumionを加えたい方は、ぜひ購入ページへ。
動作環境に不安がある、一度Lumionを触ってみたい、体験してみたいという方はぜひ無料体験版をご利用ください。
※当記事はメーカー(Act-3D社)の公式ブログ記事の日本語翻訳版です。
日本のユーザー様向けに、一部内容を変更・修正している場合があります。元の記事をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
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