おはこんばんちは!テルです。
今回はVrayでマテリアル設定されているデータを一括で変換し、LUMIONへインポート出来るscript「Lime Exporter 3dsmax to Lumion」のご紹介です。
Lime Exporterとは、Vray or Corona そして Fstorm でマテリアル設定された3dsmaxのデータを、標準マテリアルに変更する事なくそのまま LUMIONへ取り込む事が出来るscriptのようです。
これをみつける以前は、Vrayマテリアルを「AK-VRmtl to standerd」scriptにて標準マテリアルに変換し、LUMIONにインポートしていましたが、 データによっては不具合が出ていました。もしかしたら、これも回避できるかもしれません。 私も使ったことがないので一緒に試してみましょう!
(これはあくまでも公式に勧めているわけではございません。ご自身の責任でお願いいたします)
Lime Exporterをダウンロードする
検索エンジン(私の場合GoogleCrome)で「Lime exporter Lumion」と入力。検索TOPに「Lime Exporter 3dsmax to Lumion 」Scriptと出てきます。
画面をスクロールし下の方にあるリンクからダウンロードしてみます。
”Lime Exporter 3dsmax to Lumion”
Lime Exporter 3dsmax to Lumion
起動してみよう!
「LMinstaller.mse」というファイルがダウンロードされます。
そのファイルを起動している3dsmaxへドロップ&ドラッグします。
これでインストール完了です。早速Lime Exporterを起動してみましょう!
起動させるとLime Exporter v1.22というWindowが立ち上がります。
License:の下にID:4桁-4桁-4桁-4桁-4桁。その下に入力欄があり「Check」というボタンを押すと「traial/1Day」と「Year/20€」というボタンが出てきます。
むむ。どうやら有料のscriptのようです・・・
20€?年2400円ぐらい。う〜ん。
1日トライアルを試してみるのでも、アクチベート用ライセンスコードを発行してもらうためにアクセスして登録しないといけない模様・・・
ちょっとメンドクサイ。
そうは言っても試してみたいので下記HPにアクセスして登録してみようと思います。
https://www.3dmaxscript.com/LimeExporter/
リンク先はLime Exporter公式のHPのようですね。
とても綺麗なレンダリング結果が並んでます。
一見の価値ありです。
HPのTOPウインドウを下の方にスクロールしていくと、下記のような入力フォームがあると思います。
上記のフォームにNom:に名前、Email:にメールアドレス、Your IDに先程のID(4桁-4桁-4桁-4桁-4桁)を入力、Message:にメッセージを入力します。
空欄のままで送信するとエラーになりました。
ちなみに私は「Please send me trial code.」と入力してみました。
Send Message!をクリック。
無事送信できましたので返信を待ちます。
アクチベートしてscriptを起動してみよう!
直ぐに返信が来なかったので、アレ?ロボット返信じゃないのか?と思い、次の日まで待ってみました。
やっとメールでアクチベートコードが届いていたので、早速起動してみたいと思います。
(1日のトライアルで試すことが出来なかったのでメッセージで再度お願いしてみたのです。
そしたら3日間トライアルにしてくれました。優しい!)
アクチベートコードを入力してcheckボタンを押します。
起動しました!これでOKです。
Vrayのデータを変換してみよう!
ここではFreeサイトにあったソファのデータを、次の3タイプで変換してLUMIONで読み込み検証してみます。
ソファのデータを3dsmaxで開き、Lime Exporterを起動し、「Whole data」をクリック。
- Vrayマテリアルのまま変換
- Lime Exporterを使用して変換
- AK-VRmtl to Standerd scriptを使ってStanderdマテリアルへ変換
結果は明らか!
もう結果は明らかですね。
Lime Exporterを使用した真ん中のソファは、マップもリンク切れすることなく綺麗に表示されています。
一方、標準マテリアルに変換した、右側のソファはひとつのオブジェクトになってしまい、さらにマップもなくなってしまっています。(アレ?)
左のソファはVrayがアサインされたままfbxに変換しましたが、マテリアルごとのオブジェクトになってはいますが、マップはリンクが切れてしまっています。
しかし、期待したリフレクションの値などは、LUMIONで再度設定し直さないといけないようです。
以上で検証を終わりますが、Lime Exporterは、作業の進行上Vrayマテリアルを使っているデータを元に、LUMIONで動画を作成しなければならない時や、
Freeのモデリングデータなどを使わなければならない時など、かなり時短になるのではないでしょうか。
この記事を書いた人
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猫とCGとビールをこよなく愛するワーママ。
一級建築士。
設計事務所、広告用建築パース制作会社を経てLUMIONと出会う。
現在はLUMION普及のために奮闘中。