あなたは建築家です。アーティストです。そしてプロです。
ソフトウェアはあなたを助けるものであって、けして邪魔をするものではありません。だからこそ、核心に迫りましょう。
Lumionでのレンダリングは、作業に新鮮さとシンプルさをもたらします。
そして、この”シンプル”という入口から、レンダリングの新しい世界を見つけることができるのです。
Angular Lab.によるモデル提供
ミース・ファン・デル・ローエは “Less is more “という言葉を生み出しました。
レオナルド・ダ・ヴィンチは “シンプルさは究極の洗練である “という言葉を残しています。
フランク・ロイド・ライトの有名な言葉に ” シンプルさと安らぎこそが、あらゆる芸術作品の真の価値を測る資質である ” というものがあります。
建築用レンダリングソフトウェアのLumionは、これと同じ原則に従っています。シンプルであることが重要なのです。
TôTiếnVũによるレンダリング(SketchUpからLumionへ )
レンダリングの方程式にシンプルさとスピードを加えることで、Lumionは建築家が簡単かつ明快に創作できるようにします。
この記事では、Lumionのスピードと簡単さの哲学、ソフトウェア全体にどのように浸透しているかを詳しく見ていきます。
これにより、効率的で簡単、かつエレガントな方法でデザインに命を吹き込むことができます。
Lumionの核となるアイデア
現代美術館を訪れた際、数百万ドルの価値がある単色の絵画を見て、「なぜ私はこれを作らなかったのだろう」と思ったことはありませんか?
「とても…簡単にできそうだ。」
あるいは、最高のものに対して
「私ならもっとうまくできる。」など
建築家やデザイナーの多くは、「複雑さは簡単で、シンプルさは難しい」と理解しています。
ミース・ファン・デル・ローエの建築物のようなクリーンでミニマルなラインに到達するには、卓越した技術が必要です。
安藤忠雄のように、世界の複雑さと豊かさを表現したフォルムをシンプルにしようとすると、10年単位のこだわりと時間が必要になることもあります。
「 Practice render of Frank Lloyd Wright’s Fallingwater 」Fahmi AliyudinKhairiによるレンダリング
フロントエンドがシンプルに見えるのは、バックエンドが複雑だからです。
「Yutaka House」GuiFelixによるレンダリング、Roberto Yutaka (@ studioie.arq) によるプロジェクト
この10年間、Lumionは「レンダリングは難しい」という考えを排除してきました。
美しい画像やアニメーションを作ることは、今や努力を必要としません。ソフトの中で行うすべてのアクションには、最小限に抑えられたシンプルな流れがあり、ロジックと直感での操作が可能で、とても簡単に感じられます。
しかし、その裏では、2010年からLumionが建築用レンダリングの概念に革命を起こしていました。
「Opening the door to new possibilities in architectural rendering」ArkVisualsによるプロジェクト「Scorpia」より
Lumionが登場する前、ほとんどのレンダリング時間は秒単位ではなく時間単位で計測されていました。
しかし、Lumionの登場によってもたらされたスピードと手軽さの変化は、レンダリングとデザインプロセスの関係を根本的に変えました。
今では、コーヒーを淹れるよりも早く、デザインを完璧に仕上げるためのすべての反復作業や、すべてのステップをビジュアル化することができます。
画像やアニメーションは、ステークホルダーやチームメンバー、クライアントなどが必要なときに、すぐに利用できます。
Lumionは、あなたの想像力のスピードに合わせて動かすことができます。
あなたの思考のプロセスの延長線上で動作し、ビジュアライゼーションやデザインに関連するあらゆる事柄にリアルタイムで答えます。
レンダリング時間:21秒
出勤前に車の鍵を手にするようなもので、素早く簡単にできることは、毎日の習慣になります。
もしソファの下や冷蔵庫の裏、子供部屋の雑然とした中で鍵を探すのに何時間も費やしていたら、「もう歩いて出勤しよう」と思うかもしれません。
「鍵を探すことと比べれば、5kmの道のりでも苦痛ではないのではないか」と思うかもしれません。
Lumionは思考と同じくらいのスピードでレンダリングできるので、デザインの読み込みから実際の設定の再現まで、支障なく行うことができます。
技術の負担なく、シーンの雰囲気作りに創造性を発揮することができます。
「Cabin on the lake」 Fabio Fernandesによるレンダリング
コンピューター、ソフトウェア、ハードウェアなど、新しい分野を加えることなく、あなたの技術をさらに発展させましょう。
Lumionの学習のしやすさとレンダリングの速さは、非常に強力な組み合わせとなっており、建築家がクリエイティブな才能を発揮するのを助けると同時に、設計プロセスの中心であるレンダリングのあらゆる利点を利用することができます。
Lumionがレンダリングをシンプルにする方法
かつては、複雑なボタンやドロップダウン、スライダーなどが当たり前でした。
当時の考え方は、「ユーザーにすべてを与え、何でもできるようにする」というものでした。
これは多くの面で間違っていることがわかりました。
例えば、レンダリングにインテリアライトを追加するには、少なくともデジタル照明の拡散と鏡面反射についての理解が必要だったでしょう。他にもUVノイズ、有効拡散のフォールオフ、カウスティックなど…
「照明の拡散」の後は読むのをやめたくなりませんでしたか?
その通りですよね、なんだか凝りすぎていて、デザインの目標には不要かもしれません。
Lumionはこの複雑さを取り除きます。シンプルであることが、レンダリングの可能性を引き出し、デザインプロセスを向上させる鍵となるからです。
すべてを一度に提供するのではなく、Lumionは別の方法を取りました。
Lumionは必要なときに最も関連性の高いボタンやスライダーだけを表示し、直接的でわかりやすく、論理的なプロセスを効果的に案内します。
Lumionはほとんどすべての3DまたはCADプログラムと互換性があります。
いくつかのCADソフトとLumionとの間の無料のリアルタイムレンダリングプラグインであるLumion LiveSyncを使えば、CADでモデルを更新して、その変更を美しくリアルなLumionのプロジェクトエディタで同時に確認することもできます。
周囲の風景を作りたい場合は、「ランドスケープ」タブをクリックするだけで、最も関連性の高い機能だけを見つけることができます。
OpenStreetMap、ワンクリックで作れる海、池や湖のための水平面、高い山や深い谷を作るための高度ツールなどです。
Marco Caccini提供モデル
建物に素材を適用して生き生きとしたものにしたいなら、「マテリアル」タブをクリックするだけで、レンガ、金属、石膏、布、木、革など、1,200種類以上のマテリアルを簡単に検索できるライブラリが表示されます。
AngularLab提供モデル
風化で古びた感じにしたり、ディスプレイスメントで質感を出したりと、マテリアルを適用した後に初めてそのマテリアルのプロパティを変更することができます。
Ten OverStudioによるモデルデザイン
壁に葉っぱを付けたいですか?
エッジにカーブをつけたいですか?
反射率を上げることだって、すべてとても簡単にできます!
例えば、インテリア用のモデルを家具で埋め尽くしたいとしましょう。
コンテンツライブラリタブをクリックするだけで、木、花、家具、車、人物、背景の建物、都市や郊外の装飾品など、6,200以上のオブジェクトがすぐに表示されます。
他にも一面に木を植えたいとしたら、それを叶えるペイント配置ツールも用意されています。
家具を調整して、生活感を出したり、
ロマンチックな炎を加えて、クライアントの感情に火をつけることもできます。
Marco Caccini提供モデル
最後に、デザインに雰囲気を加えたいとしましょう。
3つのレンダリングモード(カメラ、ムービー、パノラマ)のいずれかをクリックするだけで、60以上のエフェクトとスタイルが選択ができ、リアルタイムのフィードバックができます。
1分以内によりよい結果のレンダリングする必要があるならLumionのスタイルをお試しください。
「Yutaka House」GuiFelixによるレンダリング、Roberto Yutakaによるプロジェクト(@ studioie.arq)
プロジェクトの舞台となる場所で、霧で包まれた不思議な美しさを表現したいと思いませんか?
「霧」エフェクトをクリックすると、いくつかのスライダーが表示され、カスタマイズすることができます。
Ten OverStudio提供モデル
燃えるような夕日の下で、デザインを見せたいですか?
リアルスカイを使えば、本当に簡単にできます。
雨粒が窓を滑り落ちたり、地面の小さな水たまりに落ちたりと、天候を表現することもできます。
また、少ないストレスで歩道を歩く人々をアニメーション化することもできます。
Lumionは画像を数分で、アニメーションを数時間でレンダリングするため、汗をかくことなく、いつでも、あらゆるタイプのレンダリングを建築でのコミュニケーションに含めることができ、可能性を無限に広げます。
シンプルであるがゆえに、レンダリングは生き生きとしたものになる。
Lumionは、建築用レンダリングにおけるアクセシビリティとユーザビリティの新しい基準を設定し、レンダリングをデザインプロセスの一部として楽しむことで、より可能性のあるものへと変えていきます。
言語が違う環境で自分のレンダリングデータだけを使って現地の人とコミュニケーションをとる建築家も、障害を持つデザイナーがビジュアライゼーションの分野でキャリアを積むのも、Lumionがあれば時間を無駄にすることなくハイエンドのレンダリングをマスターすることができます。
Lumionのシンプルさがいかに創造性を刺激するかを理解するには、14日間の無料Trial版を試してみるのが一番です。モデルがなくても、9つのテンプレートと9つのサンプルシーンが用意されているので、すぐに始めることができます。
ぜひLumionに触れてみて下さい!!
※当記事はメーカー(Act-3D社)の公式ブログ記事の日本語翻訳版です。
日本のユーザー様向けに、一部内容を変更・修正している場合があります。元の記事をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。
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