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NO.2

VIRTUAL TRAVEL(TOKYO↔PARIS)

プレゼンボード

コンセプト

 covid-19の世界的なパンデミックの影響で渡航を控えざるを得ない現代において、「気楽」に旅行することのできる「バーチャル・トラベル」をコンセプトとしました。本計画では、ソーシャル・ディスタンスに配慮した「広場」をアジール・フロッタンに計画し、この広場に360°の定点カメラを設置することで、「場所」に囚われずに 世界中のどこからでも、美しいアジール・フ ロッタンの空やセーヌ川をリアルタイムで VR 体験することができる「モバイル・アーキテクチャー」を計画しました。 また、世界中の人が「アジール・フロッタン」にVRでアクセスし、パリの人々は「世界」に向けて活動を発信することができる「バーチャル拠点」を目指します。将来的なARやVR等のバーチャルイベントの拡張性も見据え、「リアル」と「アンリアル」の溶け合う美しい建築空間を創出するプラットフォームとなることを期待しています。

チーム「株式会社山下設計 BIM推進室」

  • 矢口晃佑 株式会社山下設計
PCスペック
  • CPU:Intel(R)Xeon(R)w-2145
  • GPU:NVIDIA GefoceGTX1080
  • メモリ:32GB
レンダリング時間 5時間30分

総評コメント

個人的にこういうチャレンジはとても好きです。全く関係のないように思える場面から始めることでリモートVRで世界が繋がるさまを表現しようという意欲自体は、その意気や良しだと思います。特に、自動販売機の効果音を入れたりすることで東京の一人暮らしな生活感を出そうとする工夫などは素敵です。…が、今回のムービーで設定すべき本来の目的を踏まえると、そこに1分30秒のうち40秒も使ってしまったのは、シビアに見ると逸脱だと言わざるをえません。また、照明のようなものがVRカメラだとすれば、VRヘッドセットのカットから照明(カメラ)のカットにつなぐなど、それが伝わるシークエンスが欲しかったところです。それ以降の建築物を見せる一連も、全体を見せるカットとディテールを見せるカットなど役割、目的が曖昧で後半はかなり散漫になってしまった印象です。