概要応募作品詳細

NO.16

pop-up tea house

プレゼンボード

コンセプト

水害によって沈み、再度浮上したアジールフロッタンを災害復興のシンボルとして位置付け、この敷地で簡易に製作することのできる仮設の茶室空間を提案します。 空間は、単管のモジュールで製作できるサイズとして最小限の3m×3mの平面で構成されています。この仮設建築はワークショップを通して制作され、その後茶事を開く小さな会場となることを想定しています。この小さな空間で静かに過ごす時間は、世界各地で起きている災害への想いを馳せるのにふさわしい経験となるでしょう。この仮設建築は、単管・合板・木材・ビニールシートがあれば作ることができる簡易な設えになっています。本体は車輪によって、移動が簡単です。解体してパーツに分ければ、別の場所への移設も容易です。この建築システムは、インターネットを介して世界中に製作方法を共有することも可能です。適切な準備さえあれば、誰でもポップアップの茶室を経験することができます。

チーム「合同会社柴田木綿子建築設計事務所」

  • 柴田木綿子 合同会社柴田木綿子建築設計事務所
PCスペック cloudalizeを利用
レンダリング時間 約1時間

総評コメント

前半について、カメラがあまり目的もなく動き回って視聴者の集中力を削ぐ形になってしまっているのが勿体ない印象です。機能としては船と敷地との位置関係が提示できれば良い訳ですから、十秒位のあまりカメラの動かない広めの画がひとつあれば十分ではないかと思いました。0:19で船との位置関係を見せるために少し広めのショットを見せているのは良いと思いますが、そのままただカメラを寄せてからティーハウスの組み立て手順に行くのはあまりカッコよくない印象です。ショットとして機能が違うわけですから、少し手間でもアングルの違う2つのショットに分けるべきです。0:23〜0:48でしっかりカメラを止めて手順に集中しているのは良いと思います。0:49〜0:52も、0:19のところと同様に広い画からカメラを動かして寄ってということをしていますが、これも、カメラ移動で済ますのでなく手間でも広い画と寄った画の2アングル別カットにすべきでした。その後の各パーツが動く映像、結構手間が掛かったのではと想像しますが、手間の分の効果がしっかり出ている伝わりやすいパートだと思います。