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NO.4

TP Vault

プレゼンボード

コンセプト

絶えない紛争と災害、寒冷地でなくとも冬は寒い。 暑さも弱者を疲弊させる。 どのような自然環境からも身を守るには温度管理された 空間が望まれる。 断熱材を構造に使い外皮とすればそれでシェルターとなろう。 災害を逃れた人の救済は急がれる。 不陸な地面に対応する基礎、ジグによる土台の設置、 簡易な構造は組立て次第避難できる。 ローコストは1棟でも多く作れ、多くの人を救える。 先ずは弱者の収容、命をつなぐ初期シェルターである。 そして拡張され健者も避難し他に居住が確保されれば 居住棟へと変わる。

チーム「Olive」

  • 春城芳英 GA設計事務所
  • 村岡浩資
PCスペック cloudalizeを利用
レンダリング時間 53分37秒

総評コメント

動画が視聴者に伝わるためには、かなり親切に視聴者の視線に立ってみて工夫を重ねる必要があります。そういう意味では、本作品はもっともっと親切になれる余地がある印象です。まずはやはり、見る側としてはこの建築物が実際の立地に設置された光景を見たいはずです。川岸にあるべきものが芝生(?)のようなところに置かれているシーンだけではそれをイメージしづらく不親切だとは思います。また、親切になるという意味ではひとつひとつのカットで視聴者に「何を/どこを見せたいのか」という意図を明確にするということも大事ですが、そこもだいぶ不明瞭な印象です。LUMIONはカメラを自在に動かせて作り手としてはそれがとても楽しいのですが、カメラがずっと動いてばかりだと視聴者としてはどこを見て良いのか分からず、つまりは不親切ということになってしまいます。LUMIONでムービーを作る楽しさをファーストステップに、次の段階として視聴者を意識した作りを心がけられるとさらに良い作品になっていくのではと思います。