概要応募作品詳細

NO.37

Separate Hotel

コンセプト

我々の作成した「Separate Hotel」は様々な用途に対応すべく、「組み合わせ」と「分解」に着目しました まず、各部屋をブロックとして設計し、部屋、廊下、ロビーに至るまでそれぞれが一つで成り立つ構造とします。それによりこのホテルは分解してまた違う形として利用することができます 通常のホテルとして使う場合は今のかたちで 建物の一部に亀裂が生じても、連鎖せず改修も容易で、 もし今の敷地が洪水等の災害により、このホテルを移動することを強制されることになっても、すぐに移動できます また、隔離施設として使う場合は、それぞれを分離することで容易に目的が達成する。など 様々な場面に対し柔軟な対応が可能となっています さらに我々の作ったホテルはアジールフロッタンの設計者であるル・コルビュジエの提唱した近代建築の5原則に則ってそれらの要素を取り入れました こんな時代だからこそ、柔軟に対応できる建築を。

チーム「修成チーム1」

  • 鮫島 玲偉 修成建設専門学校
  • 新田智大 修成建設専門学校
  • 大岐 晃誠 修成建設専門学校
PCスペック
  • CPU:Corei7-9750H
  • GPU:NVIDIA????Quadro????T1000
  • メモリ:16G
レンダリング時間 2分程度

総評コメント

冒頭のピアノを弾く演奏者のショット、詩的な表現に試みるチャレンジ精神はとても良いと思います。ただ、それがこの建築デザインの訴求にどういう効果があるのかと考えると、少なくとも現状の映像作品としての構成の中では機能していない印象です。その後、0:08〜0:32までは、組み立て手順と全体像を無機質にならず雰囲気も醸しつつ見せられていて、模範的な始まり方だと思いました。しかしながら0:42以降のパートについては、他の多くの作品に言えることですが「今このショットで何を見せようとしているのか」がご自身の中で明確になっておらず、それに伴って「何故このショットの順番なのか」もおそらく自分でも良く分からずに並べている印象で、そうすると自然、見る側も「何を伝えようとしている映像なのか全然わからない」という反応になってしまいます。良い映像作品にするには「ここにこういうものがあってカメラもどうにでも動かせるからとりあえず全部見せておこう」から脱却して、自分はこの瞬間で何を見せたいか、見る側にどう伝わるかを明確にイメージすることから始めて頂く必要があると感じました。その練習としては、一度、カメラを動かすのを自分に禁じてカット割りで見せる練習をするのが良いかも知れません。そうするとまず、自ずと、どういうアングルでどのくらい対象物に寄るべきか、引くべきかが意識出来るようになります。その上で、どうしても1アングルだと見せづらいものがあればやむなくカメラを最小限動かす、という考え方をされていくといいかと思います。途中までとても良かったので、そのまま集中力と意識を切らさずに最後まで組み立てられたら良かったと思います。