概要応募作品詳細

NO.36

Renaître Barrel

コンセプト

周辺環境問題から川の洪水と難民の休憩スポットが無いことに着目し、 対策として、移動式バレルとインクルーシブ公園を考えました。 利点としましては、バレルを再利用することにより地球環境に優しく文化を発信できる事と、特産品をバレルBARで販売することにより形と心の『おみやげ』提供を出来ることです 考えの意図は、オリンピック関係者や地元住民、難民の方々のために出来ることを考えた結果、『癒し』の温泉、『憩いの場』のバレルBARのふたつの提供だと思ったからです。 ふたつを考えるうえでオリンピックも象徴できるような綺麗なものを考えたところ、 金の輪をつなぎ合わたオリンピックのマークを入れようと考えました。

チーム「WASABI's」

  • 牧山敬也 専門学生
  • Bima Pamji Yudiva 専門学生
  • イムテウク 専門学生
  • 和田栗 巧也 専門学生
PCスペック
  • CPU:Corei7-9750H
  • GPU:NVIDIA????Quadro????T1000
  • メモリ:48G
レンダリング時間 5時間以上

総評コメント

オリンピックとこの建築デザインの間に、関連性は本当にあるのでしょうか?競技シーンと建築や空間のショットとの関連性が全く伝わってこず、きつい言い方になってしまいますが、これでは下町の商店街の「五輪コロッケ」みたいな無理やりこじつけて売りつけようとするセンスのなさと一緒だと思います。最後にチラリとオリンピックを匂わせる程度であれば「ああ、五輪もあるしこういう空間は効果的だな」と思わせられたかも知れませんが、こうして全体をオリンピックに頼るのは全くもって逆効果としか言いようがありません。ただ、建築デザインのプレゼンムービーであってもドラマチックに、物語性をと試みるチャレンジ精神という意味では素敵だと思いますので、それを試みるのでしたらメジャーイベントに頼るのでなく、ご自身のデザインコンセプトに自信を持ってそれを軸に試みるべきだと思います。オリンピック情景ショットに多くの時間を割いたことで肝心の建築デザインを伝える秒数が足らず、更に致命的なことには作品中に建築の全体がしっかり見られるショットが1つもありません。秒数を掛けたりハッキリ見せることが必ずしもマストとは言えないものの、これでは本末転倒です。ひとつこの作品の中でとても好きなショットはあります。0:21〜の、建築物を背景に紙飛行機を持って走る少年のショットです。「この建築とその周りで繰り広げられる暮らし模様」を詩的に演出して見せていて、人物の配置、アングル、被写界深度の設定など、完璧に近い1ショットだとここは思いました。是非、このセンスを自分自身のテーマ、コンセプトの表現に活かして頂きたいと感じました。