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NO.13

Expanding Recollection

プレゼンボード

コンセプト

モバイルアーキテクチャーとしてのコンセプトについては、 まず難民船アジールフロッタンを物理的に動く建築と捉えた。 私達が設計した建築は、まるでセーヌを移動するアジールフロッタンのような拡張の可能性を秘めている。 アジールフロッタンを中心とした川辺や船という情報から、建築自体は船型のフォルムがいくつかに重なった設計となった。 床や家具にいたるまで、船型や三角形が拡張する事で空間全体的な広がりや都市全体に広がりを与えられると考えた。 飲食店・展示室・多目的室・宿泊施設と難民船をバックに歴史や観光が楽しめるプログラムを組んで設計した。 飲食店には、バーやカフェを入れアジールフロッタンを望みながら食事をとることができる。 人の視点では、屋内では家具やディテールの細かい所から、 屋外では建築を目にする事で全体の統一感は心地良く感じるのではないかと思う。

チーム「ATA企画」

  • 西鍛治 駿 有限会社ATA企画
  • 福田 海渡 株式会社karf
  • 清水 健太 有限会社ATA企画
PCスペック
  • CPU:Intel(R) Xeon(R) CPU X5680
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060
  • メモリ:48GB
レンダリング時間 8時間

総評コメント

冒頭、7秒かけて周辺の街や人の雰囲気を感じさせた上で、そこから広い画→中程度の広さの画→寄り気味の画→内部の画というようにしっかり、順番に見せていくのは伝わりやすくとても良いと思います。バタバタと無駄に短いカットを重ねるのでなくひとつひとつのショットにちゃんと時間を掛けて見せているのも好感が持てますし、カメラワークについても速すぎず急ぎすぎず、見やすい速度で良いと思います。薄曇りで満遍なく柔らかい光が当たっていて、彩度が少しだけ低めのルックも効果的です。一方で0:45以降、同じ場所の同じようなショットが二度三度と連なってしまっているのはとても勿体無いと感じます。同じようなショットであればひとつのショットをもっと長くじっくり見せた方がむしろ飽きないですし、同じ部分を見せるのにカットを変えるのでしたら大胆にアングルを替える(外から窓抜けでインテリアを見せる等)必要があります。もしも、既に全部見せてしまっていたら必ずしも1分30秒使い切る必要はなく、いっそ大胆に短く終わらせて「もっと見たい」と思わせるのも一つの技法だと思います。