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”負の遺産”共有への架け橋

エストニアの負の遺産、パタレイに隣接する建築をデザインし、映像化する。パタレイはエストニアの首都タリンに存在する旧要塞監獄である。 エストニアは第一次世界対戦ではドイツに、第二次世界大戦ではソビエト連邦に占領され、その建物はつい最近まで監獄として利用されていた。現在、パタレイは共産主義国家による占領の歴史、また更に過去にさかのぼった深い侵略の歴史の象徴としてそこに存在している。
 
今後、建物東側は博物館として開放される予定がある。今回の敷地は博物館に対になる西側に、今後エストニアに訪れるであろう人々や現地の人々が交流できる宿泊施設、商業施設のデザインを求める。パタレイの負の歴史を建築が未来の世代に「共有」するためにどの様に時代や世代を超えた「架け橋」となり得るかを、各人で解釈し表現することに期待する。


パタレイの3Dスキャンモデル



1.ホテル+多目的商業施設
2.中庭の透明屋根(2か所)※構造は既存建物と分離する
3.海岸線整備

  ※ただし、2.3はいずれもオプションであり提案しなくてもよい。

【ホテル+多目的商業施設】

■面積配分 商業利用:50%以上 ホテル利用:50%以下
■建物数:最大4つ
■敷地面積:6427m2
■延べ床面積:地上部分 10000m2、地下部分 10600m2
■建築面積:5300m2
■最高高さ:16m 平均地盤面から16m
 ※さらに①最大4階、②最大1階、③最高高さ7.5mラインが設定されています。
  ただし、②最大1階の具体的な高さは設定されていません。
■駐車場:360台 基本的に地下1階に配置
 ※地上にある10台分は含めず
敷地データ(SketchUpファイル)

詳細な内容は下記PDFをダウンロードしてご確認ください。
Patarei敷地.pdf(英語)
Patarei敷地のdwgデータ(英語)

詳細資料

俯瞰地図

現地の映像

Q & A

遠藤 秀平

神戸大学

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Sandra Vokk

Estonian Institute of Historical Memory

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吉田 哲

株式会社日建設計 設計部門
3Dセンター室長

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栗村 実

ナインマイルズ株式会社
代表取締役

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島田 潤

株式会社竹中工務店

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本コンペティションに関するお問い合わせは下記のアドレスまでお願いします。
lum@livingcg.jp