概要応募作品詳細

NO.40

Asile flottannt People get together

コンセプト

今回私たちはアジールフロッタンを落ち着きながら観れる場所を建設しました。建物のシルエットは、フランスの凱旋門をイメージして門型の構造にし、そこに大きな階段型のベンチとスロープを設け、アジールフロッタンを高い位置から観覧できるようにしました。建物の中は店舗になっており、1Fがパン屋と雑貨店、2Fがカフェとなっています。どちらも落ち着いた雰囲気で、フランスの街並みに合った建築物です。また、階段は木造の可動式になっており、移動する敷地と言われているアジールフロッタンとは逆に、景色の変わる建物として計画しました。

チーム「修成CG,U・M・N」

  • 中司雄介 修成建設専門学校
  • 植木智也 修成建設専門学校
  • 前本悠雅 修成建設専門学校
PCスペック
  • CPU:Corei7-9750H
  • GPU:NVIDIA®Quadro®T1000
  • メモリ:16G
レンダリング時間 約50時間

総評コメント

「アジールフロッタンを落ち着きながら見られる場所」を意図して設計されたということですが、この構成ですと「美味しそうなパン屋さん」だけが印象に残る演出になってしまっている印象です…。まず何よりも、「アジールフロッタンを落ち着きながら見られる場所」と言いながらアジールフロッタンがほぼ一切、画面に映らないことが演出的に致命的に欠けている要素だと思います。審査員メンバーは建設用の敷地と船の位置関係が頭に入っていますから一応理解はしますがそれでも映像として見られなければ頭にイメージが沸きませんし、一般の視聴者が見た場合のことを考えたら全く、伝わらないことになります。建築物と船の並んだショットはマストだったと思いますし、テーマを考えれば、「アジールフロッタンを見ている人の視点」のショットも入れるべきだと思います。何であれば、この2つのショットに加えて0:11〜0:32の、建築物とそこに居る人々をじっくり見せるショット、計3ショットで完結させても作品として成立したと思います。パン屋さんが美味しそうに見えるのはとても良いことで、0:35〜0:45位の瞬間はセーヌ川べりで過ごす優雅なひと時を感じることが出来ましたが、そこから更に15秒ほど延々とパン店内を飛び回るカメラの映像を見せられてしまうとその気分が台無しで、非常に勿体ないと感じました。必ずしも1分30秒フルにする必要はなく、アピールしたいことが表現出来たのであればむしろ短い方がインパクトが残って良いということもあると思います。