概要応募作品詳細
NO.10
Party to travel - 旅する宴 -
プレゼンボード
コンセプト
いつの時代でもルイーズ・カトリーヌ号の船内では人々が集い「宴」が行われていた。「宴」は人々を等価に扱い、階級、年齢、性別を超えた交流を生み出す力がある。本計画では船内で行われていた「宴」空間を再解釈し、「現代の新たな宴」を提案する。船内の可動式ベッドをヒントに、可動することで一つの場が生まれることをモバイルユニットと捉えた。2m×2mの木造ユニットは「寝転ぶ場、DJブース、飲食店、畑」等の個性を持つ。ユニットは持ち運ぶことができ、1枚から複数枚の組み合わせで大小様々な「宴」空間を創出する。有事では救急、断熱壁ユニット等を持ち寄り、被災者に対しての居場所を提供する。モバイルユニットは場所を問わず、まるで旅をするように「宴」を生み出す。「宴」によって人、モノ、動植物全てが集まり、全てが平等となる。それはどのような苦境の時代であっても乗り越えられる「新たな宴」として人々の心を照らす架け橋となる。
チーム「東急設計コンサルタント」
- 辰己祐輔 建築設計本部
- 泉智佳子 建築設計本部
- 大林幹 建築設計本部
- 銭元由哉 建築設計本部
PCスペック |
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レンダリング時間 | 5時間30分 |
総評コメント
冒頭のモノクロ〜カラーに変遷することで歴史を感じさせるオープニングは、映画的で素敵だと思います。ダイナミックな弦楽の音楽も良いチョイスだと感じました。一方で、とにかくカメラが動きすぎ、特に初見だと何がなんだかよく分からずに終わってしまいます。鳥のように飛び回る視点のカメラワークは、作る方は楽しいですが見る側としては何カットもそれが続くと飽きますし、もっと落ち着いて見たいものを見せて欲しいとフラストレーションになってきます。カメラを動かすのは動かすことに意味のあるショットだけに限り、あとは我慢して固定する方が結果的には伝わるムービーになると思います。例えば0:19-20、1:15-1:19、1:25-1:30のショットなどはカメラを動かす意味がほとんど無いので、固定にした方がよかったところかと思います。加えて、LUMIONの特徴としてカメラ移動の始めと終わりはスピードが遅くなりますので、その部分をカットして使わないと滑らかに編集がつながっていきません。全体として、視聴者の側の意識に立ってムービーの作りを見直されると良いのではと感じました。