対象建築:ホテル+多目的商業施設
【Eunitrela】
つながり〔[Rela]tion〕が 続く〔Con[tinue] 〕ことを意味する造語
パタレイは負の遺産 苦しい時代の象徴でした。
これからのパタレイが 自由の象徴になれるように
私たちはこの地に 自由に集い 語り 笑い
みんながつながるきっかけとなる
そんな広場と街並みをつくりたいと思いました
広場は2つ
下の広場は石畳 屋台などが立ち並ぶ
上の広場は芝生敷 寝転んだり遊んだり 思い思いにすごせます
芝生を登った先には
演奏会やコンサートなどを行うホール
様々な目的で楽しんでください
この地の歴史に思いを馳せつつ
ここでの楽しい時間が積み重なって
いつかパタレイが幸福な場所として皆に記憶されることを願います
パタレイの歴史に寄り添い 明るい未来を築かんとする思いと
この思いが世代を超えてつながっていくようにとの思いを
2本のリボンのオブジェに託しました
講評
新しい建築物のデザインも含め、歴史ある建築物と無理なく馴染むものをという意識が感じられ、自然体で基本に忠実なムービー作品と感じました。光の使い方も綺麗で、特にオープニングのカットは空気感が素敵だと思います。全体に非常に惜しいと感じるのは、Lumionの特徴としてカメラ移動の頭と終わりのスピードが遅くなる部分をカットせずそのまま使って繋いでいるために、カットが変わるたびに流れが止まってリズムやテンポが産まれていないところです。編集ソフトを使ってその部分をカットすると、格段に良くなると思います。また、全体にカメラ移動が速すぎて、本来この空間にあるはずの落ち着いた雰囲気、重厚感が損なわれているのも勿体ないと感じます。せっかくクラシック楽器ベースのゆったりした音楽を使っていらっしゃるので、この音楽のテンポに乗ったカメラワークが出来ると良かったという印象です。(ちなみに、音楽がしっかりムービー終わりで曲として終わっているのもポイント高いと感じました)それから、0:18のところですが、その前の俯瞰カットから建築物のエントランスのカットに繋いでいるやり方が、ではこのエントランスは先程の全体像のカットのどの位置にあったものだろうという位置関係が分かりづらく見ていてちょっと引っかかりました。