第3回ルミオンコンペティション作品投票

作品詳細

作品

ヴィラ(別荘)

・素材感を活かしたテクスチャ
キリロムで調達しやすい建材を優先的に使っています。主に赤土、チーク材、セメントの3つです。身近にある建材を用いているので、コストコントロールがしやすいです。

・森とつながるオープンスペース
大きな天蓋で間仕切り森とシームレスにつながるオープンスペースがあります。ハンモックでゆったりと過ごしたり、星空が広がる日は寝そべりながら夜空を鑑賞できます。

・日常と催事利用可能なプランニング
用途を専用ビィラ意外に、1日貸しや時間貸しが可能なプランニングです。
宿泊スペースとして貸し出しはもちろん、昼間にBBQ利用でオープンスペースのみの貸し出しや、結婚式のパーティで1Fフロアすべて貸し出しも可能です。

・森の中に立つ森のような建築
垂直の柱と水平のスラブにより構成された壁の少ない構成の建築です。華美な飾りが少なく、素材感やスッキリとしたヴォリューム、メリハリのあるデザインが森の中に現れます。

  • ヴィラ(別荘)
  • ヴィラ(別荘)

講評

カットを割らずに一連のカメラ移動で全部を見せようとされていますが、それがあまり効果的でない印象です。カメラが建築物の周囲や内部をウロウロすると、作り手的にはくまなく全部見せたつもりになれるのですが、観客としては何を焦点に見れば良いか分からず、テーマやポイントが伝わらずに終わってしまいます。勿論、カメラワークで見せるやり方が効果的である箇所もあり、実際にそれが効果的に使われているところはこのムービー内にも幾つかあると思います。ただ、ポイントをしっかり伝えたいところでは、そこにちゃんとフォーカスを当てたカット割りが必要でしょう。0:15辺りのカウンター内の人物とテーブルでくつろぐ人物の対話のような配置、演出は、生活感を感じさせて良いと思います。音の使い方に関しては、音楽も環境音もまったく無い、無音というのは勿体無いです。きっとこの森の中では鳥の声や風の音など豊な音が響いていることと思いますので、ネットで見つかる無料の効果音でもよいので入れるようにされると、格段にライブ感が出ると思います。