カンボジアの未来を担うイノベーターが集うkiriromnの中心に、新たな核となる施設として図書館とコミュニティセンターの複合施設“kirirom knowledge base”を提案する。 カンボジアの過去から受け継いだknowledgeと、これから残していくknowledgeの象徴として積層された“本”をデザインモチーフとした。
テーマがはっきりと伝わり、物語性もあるオープニングがとても素敵です。せっかくならエンディングにもこういった演出があってきっちり「終わり」の感じを出せていたらひとつのムービー作品らしくなって更に良かったかと思います。あとは、構図とカメラワークにもっと「何を見せたい」のかという意味での意図が現れていると良くなるかと思います。0:34までの構図とカメラワークがしっかりしていて、ここまでで建築物の全体像やコンセプトは充分に伝わっていますので、0:36?0:53のカットは取捨選択で言えば「捨」に分類すべきかなという気がします。（そうするとあと17秒も使えるようになるので、いいエンディングが追加できるかとも思いますし）また、1:02のところの編集、理想は屋根のガラスも通過してそのままのカメラワークで図書館内も見せられると、ガラス屋根の良さが伝わりやすいかも知れません。少なくともカット繋でなく短いディゾルブを掛けて、連続している感じを出すと良いかと思います。更に欲を出すとしたら、人間を感じる要素が全くないことで、テーマの「knowledge」が誰のものなのかが伝わらないので、そこにもう一手間掛けるとベターかも知れません。
講評
テーマがはっきりと伝わり、物語性もあるオープニングがとても素敵です。せっかくならエンディングにもこういった演出があってきっちり「終わり」の感じを出せていたらひとつのムービー作品らしくなって更に良かったかと思います。あとは、構図とカメラワークにもっと「何を見せたい」のかという意味での意図が現れていると良くなるかと思います。0:34までの構図とカメラワークがしっかりしていて、ここまでで建築物の全体像やコンセプトは充分に伝わっていますので、0:36?0:53のカットは取捨選択で言えば「捨」に分類すべきかなという気がします。（そうするとあと17秒も使えるようになるので、いいエンディングが追加できるかとも思いますし）また、1:02のところの編集、理想は屋根のガラスも通過してそのままのカメラワークで図書館内も見せられると、ガラス屋根の良さが伝わりやすいかも知れません。少なくともカット繋でなく短いディゾルブを掛けて、連続している感じを出すと良いかと思います。更に欲を出すとしたら、人間を感じる要素が全くないことで、テーマの「knowledge」が誰のものなのかが伝わらないので、そこにもう一手間掛けるとベターかも知れません。