キリロムの広大な自然環境を維持する為に住民が森を育てていけるような、持続可能なランドスケープデザインが必要だと考えました。「暮らせるNaturePark」をテーマに、遊び、学びながら大自然と共存を感じられるイメージを表現しました。
公園に訪れるだけではなく、生活できるコミュニティと場があり、それでいて非日常を感じることができる空間にしたかった為、個性的なツリーハウス郡と、ドームツリー(Trees &People社)を居住空間としました。
公園内には、アドベンチャー体験や、雨水を循環できるビオトープを配置し、子供からシニアまで、森と親しめる公園にしました。
初めてのLumion作品でしたので、エフェクトなど試行錯誤してしまいましたが、レンダリングにかける時間が省略できた為、生活感やワクワク感を表現するための小物や点景など、細かい絵作りを直感的にすることができました。
結果的に、自分自身がぜひ住んでみたい場所に仕上がりました。
講評
各ショットの中での空気感、光の使い方、小物の配置などはとてもセンス良く作られていて、「いい画」が沢山あるように思います。一方で編集についてはもっともっと向上の余地があると感じます。まず全体の構成として「全体像を見せて概要を理解させてからディテールを見せる」のか「ディテールを見せて興味を引いてから全体像を明かしていく」のかというような構成意図がちょっと見えません。また、編集の基本として、0:09のところや0:25のところのよに、同じような画・構図・サイズのカット同士を繋ぐと違和感が出るので避けたほうが良いでしょう。それから、0:22の箇所や0:41の箇所のように逆方向へのカメラ移動のカット同士を繋げるのも、見ていてちょっと気持ちが良くないのでなるべく方向は揃えるか、左右移動→上下移動のように違う角度への移動のショットに繋いだ方が通常はベターです。それぞれの画がとても良く作られているので、一度コンセプトに立ち返り、それらのどこに焦点を当ててどう組み立てるかを整理して組み直されることをお勧め致します。