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2020年1月21日

都市の墓地を植物園と緑の公共スペースに変える

展示会「Garden of Time」やLUMIONで作成された動画で、ブラジルのビジュアルアーティストであるパゼ氏は故郷のサンパウロにある古い墓地を再構成し、生物多様性のある植物園及び公共スペースに変えるというアイデアを提案しています。


公共空間とその使用方法は、しばしば議論の的となります。どこを公園や緑地とするのか? 放置された古い建物を使用して何をすべきなのか? 主要都市や郊外の爆発的な人口増加に直面するなか、オープンで楽しいスペースを提供するにはどうすれば良いのか?

「Gardens of Time」を意味するポルトガル語である「Jardins do Tempo」(展示会)において、ブラジルのビジュアルアーティストのパゼ氏はブラジルのサンパウロにある4つの墓地を美しい公共空間に変えるためのデザインコンセプトを提案し、展示しました。 4つの墓地の提案は、社交とレジャー、食事、教育、運動のためのインフラを備えた植物園というアイデアが中心にあります。 また、このプロジェクトでは、湖とブラジルの植物の多様性を備え完全に公開された130万平方メートル(〜320エーカー)以上のスペースを考案しています。



展覧会のキュレーターであるマグノリア・コスタは次のように語っています。「このプロジェクトは埋葬のためだけに使用される公共エリアにおいて、ブラジルの植物が栽培された4つの異なる植物園を住民に提供するというものです。再利用されたこれらのスペースは、レジャーやコミュニティの集まりで楽しむことができるように都市文化に再び入り込むのです。」

「Gardens of Time」は墓地に焦点を置いており、デザインは本質的に文化の概念に根ざしています。この提案は墓地の再構成に次の3つでアプローチしています。埋葬スペース、植物公園、ソーシャルレジャーエリアの3つです。コスタによると、この3つはプラスチック、風景、教育というプロジェクトの3つの表現形式が反映されています。 最後に、プロジェクトは過去、現在、未来の3つの時間的側面を考慮します。これら「3」の融合によって、最終的にパゼ氏が文明の基盤と呼ぶもの、つまり行動、生産、記憶が形成されるのです。



農業工学の道を歩んできたパゼ氏は、プロジェクトとその視覚的美学に8年以上携わりました。展覧会は複数の言語に対応しており、スケッチ、水彩画、建築図面、写真など、110を超える新作が含まれていました。約20分間の展示動画(短縮版はこのブログ投稿で紹介されています)は、植物園の自然の美しさと緑豊かな風景を伝える3Dモデルと詳細なアニメーションを特徴としていました。

視覚資料と展示動画を通じて、パゼ氏はこの展示によって「訪問者は生命の豊かさとの接触することで、平和を育むインセンティブである場所に植えられた種の可能性を知ることになる」と強調しました。庭では生命のサイクルを目の当たりにすることになり、過去の記憶と未来の投影を支持します。庭は文化に参加する場所なのです。」


「Jardins do Tempo」は2019年に2か月間ブラジルのサンパウロ文化センターで実施され、30,000人以上の訪問者を集めました。

LUMIONでアニメーションを作成する

プロジェクトにあたって、LUMIONユーザーであるGilson Antunes氏はモデリングに3ds Maxを、プロジェクトのレンダリングにLUMION9.5を使用して、3Dモデルとアニメーションの作成を行いました。



Gilson氏は25FPSでそれぞれ約5分の4つの動画を作成しました。 レンズの絞り設定やカメラ速度のみならずドローン動画の統合という問題に直面しましたが、アニメーションは標準の23.976 FPSとドローン動画と同じ色域に再フォーマットされました。

各シーケンスの最終レンダリングには、GTX 1080Tiグラフィックカード(より詳細な仕様を知りたい方はこちら)が使用され、約17時間(5つ星の品質、フルHD)を要しました。

*画像クレジット:Pazé/ CCBBDivulgação。