第3回ルミオンコンペティション作品投票

作品詳細

作品

コミュニティーホール

キリロムは文化的価値が上がり、経済的、社会価値向上への波及が見込まれる。
一方で、その影響により日常の風景や記憶、体験が薄れていってしまうのではないだろうか。
そこで、キリロムで生活する人、あるいは観光で訪れる人に今一度キリロムの風土を体感させたいと考え、五感で体感するコミュニティホールを提案する。
風光明媚な自然環境と厳しい気象条件を併せ持つキリロムの風土は、固有の文化、生活様式に深く影響を与えてきた。
訪れた人々は、地形に沿った光と風の溢れる諸空間のシークエンスとプログラムによって、自らの五感を研ぎ澄ませ、キリロムの風土と人々が織りなしてきた歴史的な知を体感する。
本コンペでは、自然・社会環境の変化の中で、人々がより人らしく振る舞うために、建築が成し得る可能性を探る設計プロセスを歩んだ。Lumion7を利活用し、キリロムの固有の環境情報を可視化し、それらを建築空間に統合することで純粋な空間体系を探った。

  • コミュニティーホール
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講評

始め・中・終わりの構成が音楽の流れも含めてちゃんと意識されているのは、ひとつの作品として成立するためにはとても良いと思います。残念なのは、入れたい情報、見せたいものが多すぎて受け手が認識できるキャパシティを現実的に検証出来ておらず、結果として伝わらないムービーになってしまっていることです。ムービー作品を創る上で「取捨選択」特に「捨てる」ということは非常に大事で、結果として残した要素を「活かす」ことになります。冒頭40秒のイントロダクション部分は各カット適切な尺があって良いと思いますが、それ以降の本題に入ってからは、1カットが2秒ほどの編集が続き、何を見ているのか良く分からなくなってしまいます。見せたいポイントをはっきりさせて取捨選択を行い、少なくとも3秒〜5秒、横移動して室内全体を見せるようなショットでは7秒位しっかり見せるようにすると大分、伝わるようになるかと思います。取捨選択という意味では、紙ヒコーキの少年含め、重複したようなカットが幾つかあり、それらを整理していくと自ずから各カットが伸ばせるかと思います。また、冒頭イントロダクションを白のみの色なしで表現する試みはとても良いと思いますが、惜しむらくは見づらく視認性が悪い気がします。地面や樹々は色を残して建築物モデルだけ白くらいがもしかしたら適切だったかも知れません。